ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落042 [2016-10-26]


042 The real beauty of man's finer abilities has become covered with moss and lost to his vision. For all that he can see is the moss which is a parasite that lives on the body of another form. This is equivalent to human habits that cover the real man. While the rolling rock may come up against many problems and rocks twice its size and endure pain while bumping against them and losing parts of itself, it keeps on rolling. And finally it is polished to a high degree and shows the colors and minerals of which it is made. And in some rocks beautiful designs are formed when the minerals by the law of affinity adhere to one another.
042 人間の繊細な能力に関する真の美しさは苔に被われ、見失われています。人が見ることができるもの全てはその肉体あるいはその他の形有るものにとりついて生きている寄生生物である苔なのです。これは真実の人間を被う人間の習慣に相当しています。転がる岩は多くの問題やその大きさの2倍もある岩に出くわして、衝突して痛みを堪え、自らの一部を失いながら、それは転がり続けます。そして、最後にはそれは高度に磨き抜かれ、それを造り上げている様々な色彩や鉱物を示すようになるのです。そして岩の中には鉱物が親和の法則によって互いにくっつきあうことにより美しい模様を形作られているのです。



【解説】
私達に本来備わっている美点というものが、各自の習慣その他長年の悪癖により、すっかり覆われて見えなくなっていると著者はその状況を警告しています。ある意味、聖書のエデンの園の話として記された遠い昔から、私達が日々塗り固めてしまった習慣的想念が本来の私達の姿を覆っているということです。
この講座のテーマは、これら長年月の内に自身を覆ってしまった「苔」を取り除き、本来の美しさを取り戻すことにあります。
しかし、どうすれば良いかについて、本項では問題解決に向けた各自の「行動・実践」だけが唯一の方法であると説いているように思われます。石が転がる(行動する)中で様々な問題と直面し、時に痛い体験をする中でも、転がり続けることで、やがては自身の欠点(デコボコ)が取れ、遂には本来の美しさが表に現れることを私達に説いています。
決め手は例え行動の結果、痛い目に遭ったとしても、それで行動を止めることなく、継続することで自分を磨くことが出来ることです。行動に伴うあらゆる経験は決して無駄になることはありません。これら体験を踏まえて次のステージに進めば良いのです。


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