ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落028 [2016-10-05]


028 So we must first -- condition the mind which is made up of the senses to not accept the effects as the ultimate answer as it has been doing. But patiently analyze the reason for the effect before coming to any conclusion. It should not make any difference whether it be a personal effect related to one's self, or another person or form of life.
028 ですから、私達は最初に、過去にやって来たように結果を最終的な答として受け入れることの無いよう、諸感覚から成り立っている心を調整しなければなりません。代わって、何らかの結論に到達する前にその結果に対する理由を忍耐強く分析することです。それには御自身の個人的な結果であろうと他の人の或いは他の生命体についてであろうと何ら違いは無いはずです。



【解説】
私達が先ず考えなければならないのは、結果(結末)にはそれを引き起こした原因があり、理由があるということです。全てのものが一つの法則の下にある訳で、良くも悪くもその法則が機能していることを見定めなければなりません。それをせずに、ただ結果だけに頼っていたのでは、その本質を見失ってしまい、結果に翻弄される不安定な状況に陥ります。
仏陀は"無常"を説きましたが、それも私達がこの原因と結果の関係を正しく理解していないと変動する結果に本筋を見失ってしまうと諭したような気がします。
重要なのは目の前にある結果は原因があって生じたもの、即ち一つの創造作用として生み出されたという視点です。その仕組みを認め、注意深く原因との因果関係を探究すれば、物事を生み出す普遍的な因果の法則を知ることが出来るということでしょう。いわゆるカルマも類似した概念であり、その理解の上に立って、善行を積む意義がある訳です。
私達が目指すのは健康で充実した生き方ですが、それを実現するのも、日々の生活の中で、この普遍原理を学び、自ら応用すること、観察を通じて因を学んで自ら好結果を呼び込む心境を磨くことです。



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