ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第19章 段落221 [2016-07-29]


221 "Man has not experienced the full potential of his being, for he too is forgetful of his cause parent. As a result he wanders in a maze of effects, ever searching for that which has lasting value.
221 「人間は自分の存在の最大限の潜在能力を経験したことはありません。何故なら、彼もまた自分の因の両親を忘れたからです。結果として彼は結果の迷宮の中をさまよい、価値が長続きするものを求めていつも探しているのです。」



【解説】
目の前の現象に目を奪われている私達は、真実の、そして不変なる私達の源について、ついつい忘れがちです。その結果、自分の目の前の一見、確かそうな物質に私達の拠り所を見出そうとしているのです。
しかし、この一見確かそうに見える物質世界は実は大変移ろい易いものです。私達自身、数年前の自分の写真を見ても、変貌する様子は確認出来る筈です。このように変遷、流転するのが物質界の定めということでしょう。常に同じ形を保つことは難しく、地球自体、宇宙自身も絶えず変化して行く過程にあるのです。
そう気付く時、私達はそれら物質界の更に奥の因の世界にそれらの永続性を見ることになります。即ち、これら宇宙の活動を支え続けている存在に対して、畏敬し信奉することが唯一不変な生き方であるからです。
他の動植物はどこまで理解しているのかは知りませんが、少なくてもこの厳しい生存環境の中でも、穏やかに生涯を送り、自らの役割の実現に向けて迷うことなく邁進している彼らには、この不変なる因の生命力について、誰にも負けない信頼を置いていることは間違いありません。


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