ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第19章 段落218 [2016-07-26]


218 "The apple tree lends itself very nicely as a symbol of creation and re-creation. The tree as a parent for the apple started from a seed within whose heart was the cosmic urge to express
218 「リンゴの木というものは、創造と再創造の象徴として、大変良く自らを役立てています。そのリンゴにとって両親となる木は、その内部の芯の中に表現したいと促す宇宙的衝動がある一つの種からスタートしました。」



【解説】
全ての生きものはその大本を小さな一粒の種、一つの細胞に置いています。
生命出発の源が一つの細胞に由来することは明らかなのですが、その意義について私達はより深く考えて見る必要があります。
即ち、種はその発芽の時期や周囲の環境条件が適した時に的確に活動を開始しますし、大賀ハスのように何千年経過してもその時が来るまで待つことも出来る忍耐強さも持ち合わせています。発芽するというその内部の衝動に従って、ある意味その後の保障は何も無くても種達は迷うことなく発芽し、精一杯の生長活動に転じる一方、その後は許される範囲内で必要な成分を周囲から摂取し、自らに期待される成長に向けて人知れず努力するということでしょう。
私達が特に重視しなければならない点は、これら種の行動には迷いがないということです。最近、食卓に上るスプラウトのように一斉に発芽する様子は生命力がそのまま表現されているものです。その迷いの無さは、自らを支えて呉れる自然への信頼によるものと言えるでしょう。種が発芽する時のように、私達も宇宙の因のサポートに信頼を置くことが大切なポイントです。


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