ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第18章 段落212 [2016-07-15]


212 There are no descendants of the Triterians, for they served their destined time on this planet earth and were transferred by space craft to another solar system. This is the race which dwelt upon the earth prior to the Biblical records. The fall of man was not brought about until the advent of the Lemurian race. The Triterians left the earth in a virgin state and went on for greater service, but all of the races who followed them are still endeavoring to regain their cosmic birthright. The Triterians worked with the cosmos through intuition and obedience; the other races have chosen to gain their perception through suffering and the observation of effects; living in the bondage of mortal concepts.
212 今日、トリテリア人達の末裔は居ません。何故なら彼らはこの惑星地球における彼らの定められた時間を勤め、別の太陽系に運ばれたからです。これは聖書の記録以前に地球に住んでいた民族です。レムリア族の出現までは人間の堕落はなかったのです。トリテリア人達は地球を原初の状態にして立ち去り、より大いなる奉仕の為に進んで行きましたが、彼らの後に続く全ての種族は未だに自分達の生まれながらの宇宙的な権利を取り戻そうともがいています。トリテリア人達は直観と従順さを通じて宇宙とともに働きましたが、他の種族は自らの認識を労苦と結果の観察を通じて得ることを選択し、死すべき概念の束縛の中に生きているのです。



【解説】
トリテリアの人達は生きる拠り所を直感と従順さに置いていたことは、今日の私達にとって最も注目すべき要点です。
私達、現代の地球人は後世、どのような人達であったと言われるかは知りませんが、物事の基礎を文字に記された内容や物質主義、更には貨幣経済の下、科学技術を特化して発展させ、感受性その他の精神面では随分と発達が抑制された文明と評価されるのかも知れません。
これまでのところ、レムリアから今日の文明まで、さまざまな変遷があったことでしょうが、常に興亡を繰り返しており、今日再び様々な側面でこの文明も行き詰って来ているということです。前にも触れましたが、富の格差や宗教に名を借りた狂気、経済活動と称する侵略等、どの一面を見ても大変危うい状況にあります。
こうした中、本シリーズを学ぶ皆様は、真実を知った者として責任は重く、またこれら諸問題の解決にも期待されているのです。かつてこの分野の同行の士が「直感を大切にする」と盛んに仰っていたことを思い出します。日常生活の中で「直感」即ち、「印象」に気付くような静かな心の状態、鋭敏な心の状態を維持して行くことで私達は自らを本来の状態に戻して行くことが出来るということでしょう。


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