ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第18章 段落211 [2016-07-14]


211 There was no greed or selfishness among these masters of the earth. (In our terms of today we could say that they had achieved their Master's Degree in every
subject.) They knew that the substance of the universe is unlimited and indestructible and that there would always be sufficient to meet every need. No man among them engaged himself in the accumulation of material wealth.
211 これら地球の達人達の間には貪欲や利己主義はありませんでした。(今日の私達の言葉を用いるなら彼らはあらゆるテーマにおいて修士の学位を達成したと言うことが出来るでしょう。)彼らは宇宙空間の物質には際限が無く、破壊されることがないこと、そしてそれらは常にあらゆる需要に見合うに十分存在することを知っていました。彼らの間には誰一人として物質的な富を蓄積しようと忙しくする者はいなかったのです。



【解説】
目下の文明の最大の問題は富の偏在、貧富の格差です。富める者はますます富み、貧しい者はその子孫も含め大多数の者がその貧しさの中に留まらざるを得ないという訳です。この問題は現代社会の根源的な問題であり、富む為には戦争をも辞さないといった所でしょう。
しかし、この貪欲さを捨てることが出来れば、少しずつ私達も本来の社会の姿に戻って行けるものと思われます。もっと私達は貪欲が何処から生まれて来るのかを考えるべきでしょう。将来への不安、支配欲は自らが全てを与えて下さる創造主を身近に感じられない為に起こる、心の不遜に由来しているということでしょう。
かつてトリテリアの人々は、この同じ地球でエデンの楽園に暮らすことが出来たのは、自らの貪欲の要素を克服していたからに他なりません。


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