ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第18章 段落205 [2016-07-06]


205 This civilization was called the Triterian race and from the memory of those people rose the Triton God of the early Greeks. This Grecian god was pictured as half man and half fish, symbolically corresponding with the cosmic record which speaks of the Triterions as the "people of the waves." They were not, of course, half man and half fish but they were the masters of both the waters and the earth.
205 この文明はトリテリア族と呼ばれ、これらの人々への思い出から、初期ギリシャのトリトン神が起こりました。このギリシャの神は半人半魚として描かれ、トリテリア人達を「波の人々」と称する宇宙的記憶に対応しています。彼らはもちろん半人半魚ではなく、水と大地の両方の支配者であったのです。




【解説】
このトリテリア族については、今もってなお具体的な探究は行われたことはなく、遠くギリシャ神話に登場する”海の神トリトーン”として伝承されているのみのようです。また、これまでの本文の記述から、この文明はレムリア以前の人達であったことが分かります。
その由来である「波の人々」に関連して以前、どこかで紹介したかとは思いますが、日本の民話の”浦島太郎”にも多少類似した箇所が出ています。日本の場合、竜宮城の乙姫様が登場しますが、この”乙姫”には、”音を秘める”という音を充てるという話を以前聞いたことがあります。また、”竜”といい、”音(波動)”といい、太古の文明に関する本質を示唆する言い伝えかと思っています。
いずれにしても、”波”を統制していたとすることは、重要なポイントです。水面の波の他にも、想念・印象は波と表現されますし、それらを十分に感知、統制出来ていたことは、宇宙意識とも十分交流が出来ていた人達だからです。
これらの人々は災害に遭って絶滅した訳ではなく、平安の内に地球を去ったものと思われます。そして去るに当たって、自分達の遺物を地上に残さない選択をしたのではないかと考えています。今日、私達も自然を大切にする観点から、残骸を残さず、立ち去ることはうなずけるからです。


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