ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第18章 段落197 [2016-06-24]


197 The Lemurians were of the brown race and their average height was about five feet three inches, while here and there a giant would appear. The Alaskans of today resemble them more closely than any other race.
197 レムリア人は褐色人種で、彼らの平均身長は5フィート3インチ(訳注:160cm)である一方、そこここに大柄な人物も現れました。今日のアラスカ人が他の如何なる人種よりも似ています。



【解説】
レムリア人を祖先とする種族について、本項はあくまで外見上としながらも、アラスカ人が最も似ているとしています。即ち、レムリア人は褐色人種にであり、アジア系の人達であった訳です。
しかし、残念ながら私の知る限り、アラスカにレムリアの文明の痕跡が残っているとは思われません。極寒の中、狩猟で暮らす当地の人々がもし太平洋のレムリアから辿りついた人達とすれば、随分と厳しい環境で暮らすことになったと言える訳です。現在の学説では遠くベーリング海峡を渡ってアジアから渡って来たとされていますが、詳細は不明です。
この太平洋を大きく占めていたレムリアがあったとすれば、そこから南北アメリカ大陸にもレムリアの人々が移り住んだということも有り得ることになります。実はこれについては以前、仕事でブラジルのパラナ州に何度も滞在したことがあります。その中で聞いた話の中に、昔探検家がジャングルの奥に進むと、そこにはあたかも日本人の体型をした現地人が居て大変驚いたとされているのです。クリチバという都市に長らく滞在したのですが、その地名は元来インディオの言葉で、「クリ」は「栗」、「チーバ」はインディオの言葉で「沢山取れる」という意味だとか。実際、当地はパラナ松と称される松があり、その実は「栗」のようで、食用になります。日本の「千葉」も「たくさん」という意味があるのかと考えさせられたことを思い出します。”ブラジルのインディオの言葉が日本語に近い”という奇想天外の話も、これらレムリアの沈没に関係しているとすれば、一応の整理が出来そうに思われます。


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