ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第18章 段落195 [2016-06-22]


195 Out of the Book of Memory, which the scriptures tell you shall be opened unto all, we have read the story of Lemuria, that mysterious land which sank beneath the dark waters of the Pacific Ocean.
195 聖書が言う全ての者に開かれるとされる記憶の書から、私達は太平洋の暗い水の下に沈んだ神秘の大陸、レムリアの物語について読んだことがあります。



【解説】
太平洋に沈んだとされるレムリア大陸については、チャーチワード他、多くの著書が知られています。その文明の詳細については断片的な伝承があるだけで、全体を知る由もありませんが、このアカシックレコードに到達出来れば、その記憶を辿ることが出来ると著者は説いています。
多くの文明がかつて地上に興隆したのですが、結局は長続き出来なかったとされています。その原因の多くが、自己崩壊の道を辿り、自然が持ちこたえられずに天変地異として滅びてしまったということでしょう。
それらの文明が去った後、再びゼロからの出発として歩んで来たのが現代の地球文明ということになります。しかし、最近ではその文明活動も先々怪しくなって来てしまいました。相次ぐ戦闘が中東で起こっていますし、無差別テロ殺人や詐欺行為も平然と行われるようになってしまいました。これらはこの文明を構成する人々がもはや正常な精神状態を維持できなくなりつつあることを示していますし、経済的にも行き詰まりを見せています。
本シリーズの最終に近い段階で著者が太古に滅んだ文明について章を改めて説明する理由について、私は分かる気がします。それは現代の私達はかつて滅んだ文明と類似した道筋を歩みつつあること、その先には文明の崩壊があることを警告しているように思うからです。


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