ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章 段落171 [2016-05-17]


171 Man's greatest power lies in his recognition of this cosmic language, for when he realizes that every tiniest atom is able to comprehend the language he speaks he will impersonally command with greater certainty and all lesser forms of life will obey him. Man, himself, will rise to vaster heights of accomplishment for he will know the greatest and the smallest and can guide them into united action.
171 人の最大の能力はこの宇宙的言語の理解の中にあります。何故なら人があらゆる最小の原子は人が話す言葉を理解することを理解するや、人はより大いなる確かさで非個人的に命令を下すことでしょうし、人より下位の全ての生きものは人に従うだろうからです。その結果、人は自分自身、達成のはるかの高みに昇ることでしょう。人は大いなるものも小なるものも合わせて知り、それらを結束した行動に導くことが出来るからです。



【解説】
最近は仕事上、ラオスに行く機会が多くなっており、現地では休日に仏教寺院を訪れることを楽しみにしています。その中で目にしたものに本項で説かれた内容に近いことがあります。
多くの寺の建物の壁や天井には、いわゆる仏陀の一生や逸話を表現した色鮮やかな絵画が描かれています。その絵を見れば文字が読めなくても仏陀を巡るその逸話の内容が良く分かるようになっているのです。
その中に仏陀があらゆる生きものを従えさせる能力を有していたことも大きなテーマになっています。大蛇や象を従えさせたり、歩く足跡から次々に花が咲いた等々の事柄が描かれています。
実はこうした事柄は、これまで仏陀の持つ奇跡と思われて来たのですが、本項を読めばそうではなく、私達自身、宇宙普遍の言語を理解すれば、各原子達もそれに従い、私達の指令に従うという訳です。互いに理解し合えることになれば、協力出来ることは普遍的な原理なのです。
かつて仏陀が自らやって見せた事柄の意味を後世ようやく理解する段階に至ったということでしょう。


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