ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第15章 段落168 [2016-05-12]


168 Why is one very joyful in the springtime and vibrant with life? Why does the feeling of quiet releasement come with the fall of the year? Because nature speaks the cosmic language and man, though he realizes it or not, understands that language and is affected by it.
168 何故、春に人はとても楽しく生気に溢れるのでしょう。何故、秋とともに、落ち着いた解放感がやって来るのでしょうか。それは自然がその宇宙的言語を語っており、人は認識するしないにかかわらず、その言語を理解し、それに影響を受けているからです。




【解説】
私達も知らない間に、この宇宙普遍の言語に多少は気づき、影響を受けているということでしょう。自らの心が自我の束縛から解放され、広く受け入れる態勢になった時、私達には更に多くの宇宙的印象が湧きだし、宇宙を理解することが出来ることでしょう。
人間以外の生きもの達は日常的にこれらの知覚作用を活用しており、本項にあるように春の芽吹きや秋の落ち着いた雰囲気を直に感じ取り、必要な準備を進めるのです。彼らは十二分に季節の恵みを享受しているという訳です。
しかし、一方地球の人間達はどうでしょうか。自らの主義・主張との些細な違いから相手と殺し合いの戦いに明け暮れたり、文化財を破壊したり、凡そ宇宙的調和と反対する行為を続けています。結局は自我の行き着く先はそうした争いでしかないのです。まさに自滅の道という訳です。
これに対し、宇宙普遍の言語は永続する調和を象徴するものです。今日的にはsustainable(持続可能)な要素が溢れています。過度な努力を不要とし、適宜適切な行動を起こすよう呼びかける印象の声という訳です。私達はインスピレーションを絶えず受けることによってのみ、進化を遂げることが出来ます。”野のユリ”はこうした姿を象徴するものでしょう。


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