ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第14章 段落162 [2016-05-04]


162 It is not the exertion of the personal will but the releasement of the personal to the impersonal will which brings increased energy and wisdom into our lives. We need only to remove the barrier of "self"-ishness and a tide of understanding will flow in and through our being until we become immersed in its activity
162 エネルギーの増加と知恵を私達の生活にもたらすのは、個人的意志の行使などではなく、個人的意志の非個人的意志への解放によって行われます。私達は只、自己中心的障壁を取り除くだけでよく、そうすれば理解の潮流が流れ込むようになり、遂には私達を通じてその活動の中に没入することになります。




【解説】
他人から命じられたり、自分の意志を失って自我が消滅した上での自我の放出ではなく、自分の意志として、自ら進んで自我を大海の中に融和浸透させることが重要だということでしょう。リラクセイションという心境はその為に無くてはならない条件という訳です。
今まで私達は自分の力で努力し頑張れば物事は達成出来ると励まされて来た訳ですが、本章を学んで見るとどうもそれは真実ではないようです。もちろん習慣に流され怠惰な生活を勧めるものではなく、日々努力すべきは自身の心の頑迷さを削り取り、より多くの印象を感受出来るような態勢に自分自身をもって行くことです。
因からの印象の流入が盛んになれば、日々の進歩は間違いありません。”他力本願”の真意もそこにあるものと思われます。


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