ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第14章 段落156 [2016-04-26]


156 The average individual does not realize how completely he is bound and limited by his own opinions. Tenseness is wholly a condition caused by the personal ego; possessiveness, greed, fear, covetousness and self desires all produce a set and unyielding condition within the body. The person who is of a very positive nature finds relaxation a most difficult accomplishment, for relaxation consists of releasement and non-resistance. It is a natural state of being which should be maintained at all times but cannot be held by one who is absorbed in self interest only.
156 平均的な人間は自分が如何に自分自身の意見によって完全に縛られ、制限を受けているかが分かっていません。緊張状態は個人的なエゴによってもたらされた全くの状態なのです。所有欲、欲張り、恐怖、どん欲そして自己願望、これら全てが一派を作って頑固な状態を肉体内部に作り出します。とても独断的な性格の人はリラクセイションを最も達成が困難なものだと思っています。何故なら、リラクセイションは解放と無抵抗から成り立っているからです。それは常時保持されるべき自然な状態なのですが、自己の関心のみに没入している人には掴むことは出来ません。



【解説】
あらゆるものを受け入れる受容力が整わなければ、真の意味のリラックスは出来ないということでしょう。私達は長年、自己保身と自我の欲望によって自分自身を縛って来たのです。
その呪縛を解くにはまず、自我を解放・拡張しなければなりません。最初は抵抗があるかも知れませんが、自らの運命を宇宙に一切任せ、自身はひたすら湧き起こる印象類に従って行動し、その結果を観察するだけで良いのかと思われます。その過程で良さそうな結果が出れば、自分の方向は誤りないことが分かる筈です。
仏陀の昔より、如何にしてリラックス(自在な心境)に到達するかが求められ、またその道程が問われて来た訳で、仏陀も弟子達にその解決策を説いていたように思われます。
リラクセイションへの道は、多くの人々が願っていることでもあり、今私達はその鍵となる教えに接していることになります。


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