ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第14章 段落155 [2016-04-25]


155 Relaxation reduces the friction within the body by eliminating the resistance of one cell-form to another. For instance, if a large number of fish were placed in a very small bowl there would be constant friction due to the inevitable contact between them, and the action of each would be retarded because of the congested condition existing within the bowl; but if these same fish were released into a large
pool they would swim about easily without interference with one another. They would be in a position to use the potential energy which they possess. The cells in the body act in the same manner and it is the mortal sense mind which must release them for free execution of their purpose.
155 リラクセイションは、細胞と細胞との抵抗を取り除くことによって、肉体内の摩擦を低減します。例えば沢山の魚がとても小さな鉢に置かれたら、それらの間には避けがたい接触に起因する恒常的な摩擦が生じるでしょうし、各々の行動はその鉢の中の混み合った状況のため、遅らされることでしょう。しかし、これら同じ魚が大きな池に放たれるなら、魚達は互いに干渉されることなく、たやすく泳ぎ回ることでしょう。彼らは自分達が持つ秘めたエネルギーを用いる立場になることでしょう。肉体の中の細胞も同様な行動を取りますし、細胞もそれらの目標に向けて解放しなければならないのは、死すべき感覚心なのです。




【解説】
私達自身、活気があるとか無いとかと描写するのは、実はその人の身体の各細胞の状態から来るものであると思うべきでしょう。活発であるか否かは実は微細な個々の細胞の活動状況に由来しているのです。
通常、私達は心配事や不安定な感情の影響から、各細胞は不要なストレスを受けており、自由な行動が出来ないでいます。それが長く続くと細胞は耐えられず斃死したり、老化を早める訳です。しかし、本来の自由、新鮮な環境に置かれれば、以後は自由に自分を表現でき、若さを取り戻します。
実は人間以外の生きもの達はそのような生活を享受していることに気付きたいものです。小鳥や昆虫達が陽春の中、自由に飛びまわっている姿は、宇宙的な真の生き方を私達に身を持って示して呉れています。
リラクセイションはこうした本来の生き方に通じる心身の状態を表すものだと考えています。


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