ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第13章 段落148 [2016-04-13]


148 The Christ said, "Fear not the man that slays the body but fear the man that slays the soul." This individualized soul is the reasoning and will-power of man.
148 キリストは言いました。「肉体を殺す者を恐れず、魂を殺す者を恐れよ」と。この個別化された魂とは人間の推論と意志の力のことです。




【解説】
既にアダムスキー氏の著書をご覧になっている方はご存知のように、地球はイエスが来訪するずっと以前から様々な惑星から多くの人々が移住して来た惑星でありました。多くの問題児の収容場所でもあったと言われています。
本項はイエスが当時既にこれら悪人が善良な人々をたぶらかし、支配しつつあったことを警告していたことを意味しています。最初は相手を感心させ、相手を惹きつける一方で最終的には相手の意志を弱めて自分達の教義に染め上げ、自分達の思い通りに行動させるというやり方でしょう。
私達各人にとって、自我は問題である一方で、それが無くてはならないものであることを十分自覚する必要があります。重要なのは自我を本来の姿に育成することであり、自らの魂を他者に売り渡すことではないのです。
現代に生きる私達はイエスの時代に比べて格段に魂を切られる危険に取り囲まれています。多くの誘惑があり、誘いの手が差し出されています。それらの誘いに乗らないこと、自らの信念を揺るぎないものとして自分の道を歩まなければなりません。


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