ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第13章 段落147 [2016-04-12]


147 Success in any endeavor comes not through self-hypnosis but through self-control. The perverted will is the cause of all mortal suffering but that suffering cannot be permanently lessened by a mere suppression of the will through any form of hypnosis. The will and understanding must be united to produce a worthwhile life of service and accomplishment. Emotionalism can very easily produce illusionary effects and lift an individual into a temporary state of ecstacy but it will never bring about the regeneration of the mortal body or the changing of the ego-will to the cause-will which is necessary for an all-inclusive understanding of life and the cosmos. There is but one way, into the sheepfold and that is through the expansion of conscious awareness in the field of understanding and a systematic training of the will rather than the deadening of the will.
147 どのような努力においても成功とは自己催眠を通じてではなく、自己統制を通じてもたらされます。堕落した意志が全ての死すべき苦難の原因ですが、その苦難はどんな形をとるにせよ、催眠からの意志の単なる抑制からでは永久に緩和されることはありません。意志と理解は有意義な奉仕と業績の人生を作り上げる為に統合させなければなりません。感情主義は大変容易に幻想上の諸効果を作り上げることが出来、個人を一時的な恍惚状態に引き上げることが出来ますが、死すべき肉体の再生や生命と宇宙の全包含的理解に必要な自我の意志の因の意志への転換をもたらすものではありません。目的とする羊の囲いには唯一つの道しかなく、それは理解という分野における意識的気付きの拡張を通じてであり、意志を強めるのではなく、意志を系統的に訓練することによるのです。




【解説】
結局のところ、私達は自らの自我と生涯を共にして人生を歩んで行かなければなりません。いくら問題があろうと、現状で見苦しい状況にあろうともそれを自分の姿を写す鏡として認める必要があります。
もちろんその自我が本来の道を辿るようになれば、その状況も変化します。そういう意味で私達の未来は明るいとも言うことが出来ます。
しかし一方で、一時の光悦状態や他人の意志に委ねた生活を送ることはこの問題の自我が現実に直面しないこととなり、「原因と結果」の因果関係を学習するチャンスを失くしている点に注意しなければなりません。
長い時間を掛けても達成しなければならないことは、私達の自我が宇宙を流れる法則性を学び、経験することによって、その存在を自覚することなのです。「悟り」という意味合いはその状態を示唆しています。ひとたび私達がこの法則性を自ら知覚すれば、以後次々に万物の真の姿が視界に広がり、実は私達は素晴らしい宇宙の庭の中に暮らしていることが分かるということでしょう。


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