ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第13章 段落143 [2016-04-06]


143 Religion in the early days held the upper hand over the masses through such actions as this. The Soul-seeking populace were thrown into a state of emotional hypnosis which made them an easy prey to the more clever individuals who perpetrated such methods of worship.
143 初期の頃の宗教は、これと同様な行動を通じて大衆を支配しました。魂を求める民衆は感情的な催眠状態に陥れられ、このような礼拝の方法を実施したより悪賢い者達へのたやすい餌食になってしまったのです。




【解説】
古代人は現代人よりはるかに純心であった訳で、時の為政者は人々を様々な手法を用いて光悦状態にさせ、言わば催眠状態の中で自らに従順にさせて来たものと思われます。もちろん本項が示唆している「宗教」とはキリスト教も含まれる訳です。
ヨーロッパに行って分かることは、教会が全ての中心であり、人々の生活の隅々にまで浸透していたことです。一見理想的なように思われますが、実際に行われていたことは、異端者への見せしめや宗教指導者への権威の集中でありました。
確かに荘厳な教会内部で執り行われる儀式は当時の人々の厚い信仰心とあいまって、人々を一時的な光悦状態にさせたものと思われます。また庶民の貧しい生活の中から、このような教会建造物を建てるには、多くの負担を庶民がしていたことは間違いありません。
問題は人々が如何にして真理を学ぶかにある訳で、指導者はその一点に目標を定める必要があるのです。しかし地球においては依然として本項のような事態が起こっており、中東各地で起こっている野蛮な行為は背景に本項で説くマインドコントロールがあると見なければなりません。


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