ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第12章 段落135 [2016-03-25]


135 All that man is in reality - is the thought that he is consciously aware of for the moment. Each moment follows the preceding moment and the key, if there be one, is to keep constant vigil over our reactions so that the next thought will be one that we can enjoy entertaining in our mental house.
135 現実における人の全ては、その人がその時、意識的に気付いている想念なのです。各瞬間はその前の瞬間の後を付き従っており、もしカギがあるとすれば、それはその次の想念が私達が自分達の心の家で楽しむことを可能とさせるものであるよう、私達の反応を絶えず見張り続けることです。




【解説】
結局、感情というものは私達が身体に取り入れ、受容する想念であることを本項は示唆しています。次々に私達が抱く感情は私達が受容する想念の連鎖ということでもあるのです。
この場合、どのようにすれば問題の感情制御が出来るかということですが、それは絶えず私達が次にどのような想念を取り込むのか、観察・監視することだと著者は私達に説いているのです。
このことが重要であることが分かれば、それらの観察・監視は必ずしも端座沈想することよりも、日常生活を活発に行動しながらでも、刻々と自らに取り入れる想念・印象を観察し、好ましくない要素が入り込むことを防止することの方が効果的であることに気付きます。自らを望ましい想念の宿とすることが重要であり、感情をコントロールすることに繋がります。


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