ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第12章 段落136 [2016-03-28]


136 There is so much bickering over personal opinions, and what does it profit man? Nothing, for it is a consumer of time and energy. This does not mean that there should not be an intelligent discussion about a subject but when the mortal sense mind is quiet and receptive it can see the picture clearly.
136 各自の意見に対してあまりにも多くの口論が為されておりますが、それは人に何の利益をもたらすのでしょうか。何もありません。何故なら、それは時間とエネルギーの浪費であるからです。これはテーマに対する知的な議論をすべきでないと言うことではなく、死すべき感覚心が鎮まり受容的になる時、感覚心は情況をはっきり見ることが出来るということです。




【解説】
とかく私達は相手と話す場合、自分の意見を如何に立派なもの、貴重なものに見せるかに努力する一方、相手の意見に寄り添うことはほとんどありません。ディベート等に及んでは、如何に相手を屈服させるかの争いにまでなっています。
しかし、これらはいずれも本文に説かれているように時間もエネルギーも浪費するだけで真の発見は望むべくもありません。心と心のぶつかり合いのレベルだからです。
私達にとって重要なことは、真実や解決策等、すべての答えは自分自身の意見からではなく、因から授けられるということに気付くことです。互いに自身の意見を披露することは良いことですが、実際の解決策はこれら会話の隙間、いわば心が空虚になった瞬間に印象が来る訳で、私達は心を常に空しくして置く必要があるのです。いたずらに表層だけの議論に加わることは貴重な機会を逸することに注意すべきことは間違いありません。


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