ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第12章 段落129 [2016-03-10]


129 In Matthew 5 :34-35 is the admonition against division plainly given: "But I say unto you, Swear not at all; neither by heaven; for it is God's throne; nor by the earth; for it is His footstool; neither by Jerusalem; for it is the city of the great King."
129 マタイ5:34-35には、この分割に対する訓戒が平易に授けられています。「しかし、私は貴方に言う、天にかけて誓ってはならない、それは神の王座であるからだ。また地にかけて誓ってはならない、それは神の足台であるからだ。またエルサレムにかけて誓ってはならない、それはその偉大な王の街であるからだ。」



【解説】
私自身、現行のキリス教の聖書のこの部分の正式な解釈は知りません。しかし、本項で引用されているイエスの言葉は、何か私達がこれこそ私の信じる絶対的なものとして天も地も、更には現代の文明にも軸足を置いてはならないと諭したように思えてなりません。
つまりは、どちらかを正しい、確実なもの、不動なものとすると、他のものは不安定、不確実という議論になりがちで、不動のものしか信じないという思考になるからです。
本項では、このように世の中を良否の二元的なものと捉えることを戒めているのです。聖書の中でイエスは天も地も創造主のつらなった一体のものであり、社会自体も創造主の街であると説いており、どちらが優れているというような議論に陥らないよう戒めています。


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