ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第12章 段落127 [2016-03-08]


127 We find that students who have studied under one teacher or another are very confused and living in a state of dissatisfaction concerning the world they must call home. They are looking to the day when they will be privileged to become the inhabitant of another planet. They can see no beauty in this world, being conscious only of the pain and misery which exists.
127 私達はある一、二の教師の下に学んできた生徒達が大変混乱していて、自分達が我が家と呼ばなければならない世界に関して不満足な状況の中で暮らしていることに気付きます。彼らは自分達が他の惑星の住人になれる日を待ち望んでいます。彼らはこの世界に何らの美しさを見ることは出来ず、そこにある苦痛や悲惨さのみを意識しているのです。




【解説】
私達誰もが「同乗記」の中でアダムスキー氏が伝えた他惑星人の生活と地球の私達の日常とがかくも大きな隔たりがあることに驚くものです。私達は他惑星の人達の生活ぶりに憧れる一方で、自らの日常が抱える問題ばかり注目しがちです。
これまでの多くの人達がアダムスキー氏の著作を読み、他惑星人の生活に感動したものと思われます。しかしその内かなりな割合の人達は途中で興味を失って旧来の日常に戻ったり、地上の問題ばかりを注視するあまり、非難するだけの姿勢に陥りやすいのが現実かも知れません。
本項は当時も同様な、あるいは当事国としては更に大きな規模で問題が起こっていたことを示唆するものと思われます。もちろん、偽宇宙人も多く居たことでしょうし、それらの状況を著者アダムスキー氏は良く承知していたものと思われます。
今日振り返ると、他惑星から地球に支援活動に入る際には必ず偽者による妨害や未熟な教師、生徒による誤解も多く発生していたものと考えます。
私達は自ら考え、自分に必要な事柄は何かを常に着目して、事柄の本質を見極める視点が必要であり、自分達が暮らす地上の中にある本来の美と調和を学ぶことがまず必要であり、現実は自らが播いた種がもたらした結果であることを悟らねばなりません。


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