ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第10章 段落113 [2016-02-16]


113 The development of faith in man is the growth out of the personality into the impersonal expansion of awareness; from effect to the cause back of all effects.
113 人における信仰の発達は、個としての自分から非個性的な知覚の表現への成長、結果から全ての結果物の背後の因への成長のことなのです。



【解説】
これまでご覧になっていてお分かりのように、”因”を知覚することは、印象(想念)という大変精緻な波動が心の中を通過することに気付くことでもあるのです。それには自らの内部を常に整え、上辺の空騒ぎを無くして、いつでもインスピレーション(瞬時的な想念波動の衝突)や表現すべき印象が通貨するのに気付かなければなりません。
このことは同時に”因への信頼”、即ち本文で言う"faith"(信仰)がその基礎となっています。つまりは先ず、発信元を信頼した上で指導を受けることになる訳です。実はこうする中で、種自体を長年守って来た殻のような私達各自の自我というものは次第に薄くなり、やがては因の世界までも拡大、生長するということでしょう。
硬い殻で守られて来た種が芽を出し本来望まれる大木にまで生長する上で、因の指導に従って自らの殻を破っての発芽、いわば殻を包む因の世界に自身を拡大することが飛躍の一歩になる訳です。


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