ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第09章 段落102 [2016-01-29]


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What would this country be today if the pioneers who set sail from lands across the sea had lost faith and courage and spent their days merely dreaming of the new land while their ships remained anchored in the ports of the old world?
102 もし大西洋を横断した大陸から帆を上げた先人達が、信仰と勇気を失い旧世界の港に錨を降ろしたまま、単に新大陸のことを夢見て彼らの時を過ごしていたとすれば、この国(訳注:米国)は今日どうなっていたことでしょう。



【解説】
新大陸(アメリカ)を目指そうと思った者は当時も数多かったのでしょう。しかし、未知の大陸にどれほどの長い航海が必要であるか、当時は分かる訳もなく、多くの者は航海を計画し、実行するまでには至らなかったものと思われます。
しかし、唯一その航海を計画し、実行した者のみが成果を残せたという訳です。即ち単に夢見ているだけでは、その実現は遅いものと思われます。むしろ、一歩ずつでも行動して様々な経験を得ながら、前進し続ける中で、事態は急展開し、想定よりはるかに早く物事は成就するように思う訳です。
この際の秘訣としては、ひとたび宇宙の流れを引き起こせれば、その後は自然と物事が流れて行くということです。大事なのは最初のステップとその後のある程度のまでのフォローです。後は物事が全体としてその目標に向かって動いて行くことになります。以上の事柄は、これまでの体験によるもので一般的ではないかも知れませんが、ある程度の努力によって物事全てが賛同し、助けてくれるように思うのです。最初の段階でその目的や意義など、具体的な内容を広く周囲に示し、その実現に向けた初動に力を注ぐことだと思っております。


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