ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第08章 段落097 [2016-01-22]


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In a television program called "Frontiers of Mind," the Bell Telephone Company presented an excellent scientific demonstration of what touch is and how it reacts to electrical impulses. It showed that touch is not a sense organ but acts as a telegraphic system via the nerves to the brain. It registers that which it contacts and relays that reaction as electrical impulses through the nervous system of the body. Touch is inseparable with feeling, for feeling gives sensation to the nerves.
097 「心の最前線」と呼ばれるテレビ番組の中で、ベル電話会社は感触が何であるか、またそれが電気パルスに対し、どのように反応するかを示す優れた科学実験を提供しました。その番組は感触は感覚器官ではなく、神経を経由して頭脳に通じる電信システムとして機能していることを示しました。それは触れるものを記録し、肉体の神経を通じて電気信号としてその反応を伝達しています。感触は触覚と分けることは出来ません。触覚は神経に興奮を与えるからです。



【解説】
触覚(feeling)そのものについては、私達は「触感・感触」(touch)との関係について整理して置く必要があるでしょう。
本項ではこのことについて、触感とは感覚ではなく神経の伝達反応だとしています。つまり、それ自体には「良い悪い」の判断(裁き)は行っていないとも言えるのではないでしょうか。また、感触は情報を頭脳に伝達する基本的な役割を有していることは本文にも示されているように実験的に示すことも可能という訳です。(ちなみに、この番組(Frontiers of Mind)は当時、有名な番組であったようで、今日インターネットの検索でも一部については1965年当時の放送概要を知ることが出来ます。http://www.imdb.com/title/tt0854625/
しかし、より重要なのは、これら触感(touch)も触覚(feeling)と一体になっているということです。つまりは触感の働きも触覚の働きも類似しているということでしょう。触感の方は人体の範囲に留まりますが、触覚の方は更に拡がる守備範囲を持っているように思われます。


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