ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第08章 段落094 [2016-01-19]


094 The mortal may be likened to a violin, which is the closest to the human expression known as man. Upon the violin there are only four strings; through the medium of those four strings can the coarsest or the most celestial melodies be played but the Instrument is only a bit of wood and string until it is acted upon by a conscious intelligent force. The sounds produced depend upon the skill of the musician. The four senses in the instrument called man are unable to bring forth any expression of life without the aid of the All-Inclusive consciousness which is feeling.
094 死すべき人間はバイオリンになぞらえることが出来るかも知れません。バイオリンは人として知られる人間的表現に最も近いものです。バイオリンには4つの弦しかありません。それらの4つの弦の媒体を通じて最も粗いものも最高に天上的なメロディーも演奏されることが出来ます。しかし、その楽器は意識的な知性を持つ力によって演奏されるまでは、単なる木と弦でしかありません。作り出される音はその音楽家の技量に依存しています。人と呼ばれるその楽器における4つの感覚は、触覚である全てを含有する意識の助け無しでは、如何なる生命表現をももたらすことが出来ないのです。



【解説】
バイオリンが人間に例えられる訳は、単に弦が四本の楽器という訳でもないかも知れません。何より、演奏者の身体に密着し、一体化する中で音を発することもその理由の一つかと思います。
四つの減が私達の四感覚になぞられる点については、アダムスキー氏も何処かで言及していたように、四つの弦がそれぞれ所定の機能を果たすように調律されていることが重要です。各々の持分を保ちながら、その音色を深めることが求められています。
また、ひとたび演奏者によって演奏が始まるや、弓の引く速さや圧力に応じた音を放出することが各弦の役割であり、楽器(身体)の内部はその発した音に共鳴してその音を拡げる筈です。
私達は自らの感覚を各々の機能を高めると同時に、他の感覚と調和し、自身内部の隅々にその影響を拡げて、身体全てからその音楽楽曲とも言える想念波動を表現する必要があります。


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