089
The purpose of this lesson is to show you by means of practical analysis that man is not the possessor of the five senses but is actually a four sense being. This, we realize may be more difficult for you to accept than the belief in the sixth sense, for we as mortals can more easily accept that which we feel adds to, rather than subtracts from that which we think we have. However, this subtraction, as you will find, is not in the nature of releasing something as a loss, but as the process of gaining something much greater.
089 この教科の目的は、貴方に実際の分析の手法を通じて、人間は5つの感覚の持ち主ではなく、実際には4つの感覚の存在であることを示すことにあります。このことは貴方にとって第6感を信じるよりはるかに難しいだろうと私達は承知しています。何故なら、死すべき存在としての私達は私達が所持していると思っているものから減ずるより、加わることを容易に受け入れられるからです。しかし、この引き算はやがて貴方も分かるように、失うという意味で何かを手放すという性質のものではありません。そうではなく、より大いなる何かを得る過程のものなのです。
【解説】
想念・印象の感受について、日本でも第6感と表現されたこともあったのですが、アダムスキー哲学においては従来の5感に対しても実際には、感覚としては4つしかないことを繰り返し述べられているところです。
つまりは、従来の感覚と呼んできたものの内、感覚と呼べるものは実際には、視覚、聴覚、味覚、嗅覚であることは既に学んでいるところです。今後私達がやらなければならないことは、これらの感覚の実際について自分自身を研究対象としてよくよく観察することです。
最近、「断捨離」という表現をよく聞きますが、年齢を重ね、余命を数える程になった年代においては、身辺を整理することも必要になります。不必要なものは事物だけではありません。知識や情報も自分にとって不必要なものに敢えて関心を持つ時間はないと言うことも出来ます。そういう意味では、この自らの4感の日常の働きや役割、課題についてしっかり学ぶ必要があります。自分自身を理解することが私達各自の最大の課題であり、他者にそれを替わって頼むことは出来ないのです。私達は年々、残された時間を大切にして、自らの本業にいそしむ必要があるのです。
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