ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第08章 段落086 [2016-01-06]


086 The desire within all men to understand themselves is increasing tremendously. Theory upon theory has been advanced in the endeavor to throw some new light on the subject. Of late years we have heard a great deal concerning the senseman, and the control of the senses as a means of living above conditions and environments, yet we are still struggling under a misconception concerning them.
086 自分自身を理解しようとする全ての人の内側にある願望は驚くほど増えています。理論に次ぐ理論がその課題に何らかの新しい光を投げかけようと努力の中に繰り広げられて来ました。昨今では私達は、状況や環境を超越して生きる手法として、感覚人や感覚の制御について多くを聞いていますが、それでも私達は未だ、それらについての誤解の下であえいでいるのです。




【解説】
おそらく本項は近年の精神科学や心理学の研究事例について述べているものと思われます。また、今日の各種薬剤による精神性疾患の治療もこの中に含まれているのかも知れません。
しかし、これら学者の研究事例を調べるまでもなく、私達自身、自分がどのような想念を日常的に湧き出し、それがどのように心身や周囲の環境に影響を与えるかは、日常の生活の中で実証出来ます。
それでも全くの系統的な知識の整理が為されないまま、独学路線を走るのは良いとは言えないでしょう。この「宇宙哲学」によって、宇宙を貫く絶対的な法則性を十分理解した上で取り組むことが重要です。
とかく取組対象となる私達の心は巧妙であり、十分な理解の上でなければ長い年月、立ち向かうことは難しいのです。重要な点は世の中の時々の主義主張に影響されることなく、宇宙普遍の真理・法則を自らの土台とすることになると考えます。


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