ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第06章 段落074 [2015-12-15]


074 We know from actual experience that when a thought is sent over the highway of mind that all of the cells of the body respond in a perfectly unified state in producing that impression in outward form. It is not difficult to know if a man is joyous or angry. The thought of anger will mold the matter composing the body into an exact image of itself - contorted features, flashing eyes, clenched fists, set mouth etc. It may even produce a state of intense trembling throughout the form. If the thought is changed to one of joy the body again responds and matter is molded according to an entirely different pattern - the eyes glow with a soft light, the features are relaxed, and the whole form becomes one of simple grace, a symphony of harmonious action.
074 私達は実際の体験から、一つの想念が心のハイウエイに送り込まれると、肉体の全ての細胞は外向きの形にその印象を作り上げようと完璧に統一された状態で呼応することを知っています。人が楽しく思っているか、怒っているかを知ることは難しくはありません。怒りの想念は肉体を構成している物質をまさにその想念自身のイメージに鋳込み、歪んだ表情、ぎらついた目、固く握りしめた手首、こわばった口等を作り出します。それはまた、身体全体を激しく震えさせる状態さえも作りだすかも知れません。しかし、もし想念が楽しいものに変われば、身体は再び呼応し、物質は全く異なるパターンに沿って鋳込まれ、目は柔らかい光に輝き、表情はリラックスし、形全体は純真な上品さ、調和ある行動のシンフォニーになるのです。



【解説】
本項は私達の中を通過する想念・印象が如何に肉体細胞を動員し、その印象を具体化させる方向で活動して行くかを明確に説いています。即ち、私達の心の中を通過し、心が取り入れる想念は直ちに各肉体細胞が呼応し、その表現者にある訳です。本人が自覚していなくても半ば自動的に肉体細胞は心の受け入れた想念を実現しようとするものだからです。
従って私達が注意すべきは、何時如何なる瞬間も好ましくない類の想念は断固として身体に入れないようにすること、常に好ましい宇宙的な調和した想念・印象を取り入れ発信することです。
人は如何なる人生を送るかは本人次第なのですが、その自らの人生への取組姿勢が重要だとされる点は、まさに日常私達がどの種の想念・印象を取り込もうとしているかに関わっています。生命に対する姿勢こそ最も問われる事項であると考えられます。その背景にあるのが、この想念・印象が肉体の各細胞や他の生命体その他に及ぼすこれら紛れも無い作用なのです。


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