ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第05章 段落070 [2015-12-09]


070 We have been taught that all things are possible with God. God is consciousness, and man cannot separate himself from consciousness for he is that. Are not all things also possible therefore, with man? Jesus the Christ understood this unlimited capacity for expansion when he said-"Greater things shall you do than I have done." He put no limitations upon himself or upon another. It is through the understanding of the consciousness, which is oneself, expressing through all forms that gives one the power to control all elements. Cannot a being command himself into action? Cannot consciousness direct its own movements? This mighty Cosmic force, with power to do and the intelligence to direct, is the most generous giver of all things to those who utilize every fleeting conscious moment, but it turns a relentless executioner in the hands of those who pay no attention to its gift of Ideas.
070 私達は全てのことが神にあっては可能だと教えられて来ました。神は意識であり、また人は意識から分離できません。何故なら人は意識であるからです。では、全ての事柄もまた、人間にあっては可能ではないでしょうか。イエス・キリストは「私が為した以上の大いなることを貴方は為すだろう」と言った時、この拡大する無制限の能力を理解していたのです。彼は自分自身にも他の者にも如何なる限界を設けていませんでした。それは全ての元素を支配する力を与え、万物を通して表現している自分自身である、意識の理解を通じてのことです。何人であれ、自分自身に行動せよと命令することは出来ないことでしょうか。意識はその運動を指図出来ないでしょうか。この力強い宇宙的力はそれを為す力と指導する知性を持ち、意識的瞬間の束の間のひとつひとつを活用する者達にとって全てのものを与える寛大な贈与者ですが、一方、そのアイデアの贈り物に何らの関心を払わない者達の手にあっては情け容赦の無い執行人に変貌するのです。



【解説】
本来の人間の能力の可能性とその理由について本項では説かれています。
現在、私達はこの「宇宙哲学」をアダムスキー哲学の一環として学んでいますが、実は同様の内容はイエスの時代にも説かれていたことに注目しなければなりません。即ち、他惑星の文明から地球にはこれまで何度となく同じ内容がもたらされ、イエスをはじめとするいわば伝道師が当時の人々に語り伝えていたことになります。おそらくは仏陀も同様でしょう。
時間が経過し、教えのエッセンスが失われつつある中、アダムスキー氏が出現することとなったと思われます。また先にも述べましたが、アダムスキー氏は使徒ヨハネと関係があった(ヨハネであった)とされていますが、本文に記述のあるイエスの言葉の真意を記している部分は、実際イエスの間近に居たヨハネがその時、理解した内容であったと思われます。
いずれにせよ、現在の私達は再びこの真理に向き合おうとしている訳で、自分の中に染みわたる意識の力を知ること、学ぶことを第一にしたいところです。


第05章 段落069 [2015-12-08] <<  |  >> 第06章 段落071 [2015-12-10]