ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第05章 段落062 [2015-11-27]


062 The story of creation as recorded in Genesis says that God created man from the dust of the earth; out of the elements He molded a form in His image and likeness as a sculptor creates a beautiful statue out of clay. This He did with intelligence and power, and having looked upon His completed form creation He was well pleased, so He incarnated into the form as the Breath of Life and man became a conscious being, a living soul, having the power of intelligent action, which we know as life.
062 創世記に記録された天地創造の物語は、神が人間を大地のチリから創ったとしています。その諸元素から創造主は彫刻家が粘土から美しい彫像を作り上げるように、神ご自身のイメージと似姿で一つの形あるものを型に入れて創ったのです。これを神は知性と力によって行い、自ら完成した創造物を眺め、神は大いに喜び、生命の息としてその形あるものの中に化身し、その結果、人は意識ある存在、生ける魂、私達が生命として知っている知性的な活動の力を得たのです。



【解説】
創世記が記された昔、私達地球人はもとより原子や分子、細胞や遺伝子等、繊細、精妙な科学の知識は無かった訳で、大地のチリから人体が造られたと表現するのが精一杯であったということでしょう。
しかし、やはり「チリ」という、いわば微粒子から人体が造られたと表現することで、原子や分子をイメージする表現になっていることに注目したいところです。
人体創造の最終段階では肉体各部が形成されることになりますが、しかし、それだけではなかった訳です。その作品を見て創造主が息を吹き込んだとされていますが、生命の息として自ら内部に化身したと本文に記述されているところが重要な点です。
つまりは自らの作品に自らも入り込んで、生き生きしたものとした訳です。丁度、赤ん坊が誕生して最初に息をする段階から人間としての全てが始まるのと似ています。私達の中にはこのように本人が知る知らないにかかわらず、誕生のはじめから、創造主は私達の中に入っており、私達自身、その能力を備えているということです。


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