ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第04章 段落057 [2015-11-20]


057 When an unselfish idea is conceived it is to be perceived and brought forth into manifestation just as a soul conceived in the womb of a mother is to be given birth in physical form. Whatever one becomes aware of that is not contrary to natural law must exist, for how can it be possible to perceive that which is not existent?
057 一つの非利己的なアイデアが受想される時、それは丁度、一つの魂が母親の子宮で受胎し肉体の形をもって誕生するのと全く同じに、それは知覚され具体的な創造物としてこの世にもたらされます。自然法則に反しない限り、どのような事柄も人がそれに気付くものは存在する筈です。何故なら存在しないものをどうして知覚することが出来るのでしょうか。


【解説】
多くの読者がお気付きのように、本項で「受想」と訳出している「Conception」には「受胎」という意味も含まれています。即ち、母体が気付かない内に、妊娠の初期の現象が体内に始まる状況と似たものとして、「受想」という概念を著者は提起しているのです。
当然、その次の段階として、具体的な物質界レベルの創造が進行する訳ですから、それを知覚できる筈という訳です。現実に無いものは知覚できる筈もない訳で、如何に初期の精妙な段階で私達が知覚するかが問われていることになります。
おそらくはこの段階はかなり流動的であり、私達の持つ想念・印象がその創造過程にも大きく影響を与えるのではないかと考えられます。即ち、物事を願い通りに進めるには、私達の非利己的なアイデアも大いに創造作用に活用されるように思われるのです。


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