ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第04章 段落055 [2015-11-18]


055 Perception includes not only recognition but also comprehension. We cannot fail to recognize the fact that we are sons of the Cosmic Father Principle and heirs to all there is, but how many are there in this world who have actually perceived what that sonship means? Lack of perception leads always to a lack of confidence which prevents man going forward into greater accomplishment. The man who fails to understand his relationship with the whole is but a wanderer having no purpose in life.
055 知覚には認識のみでなく、理解も含まれています。私達は自分達が宇宙の父性原理の息子達であり、存在する全ての相続人であることを忘れてはいけませんが、この世の中にはどれだけの人がこの息子の地位が何を意味するかを知覚しているのでしょうか。知覚の不足は確信の不足に繋がるものであり、それは人がより大いなる達成に前進することを妨げるものです。全体との自身の関連性を理解出来ない人間は人生に何の目的を持たない放浪者でしかありません。



【解説】
私達は日常、自分達の命に特段の感謝の念を抱くことはないでしょうが、時とhして静かな場に自分を置いた時、自分の指先にまで暖かい命が宿っていることを感じ取ることが出来ます。これらはいわば無償で私達に授けられた命、私達がこの世に生まれてからずっと与えられ続けている贈り物と言うことも出来るでしょう。
本項ではこれらの状態について、私達が宇宙の父性原理の息子であると説いているのです。即ち、私達は父からあらゆるものを相続出来るという恵まれた立場にあるという訳です。広大な宇宙にあるあらゆるものとアクセスでき、親しみ自分のものとするよう父から与えられているということです。
それが、本章で説かれている受想から知覚に至るまでの働きの意味ということでしょう。ここで重要な点は、本項でも記されているように、親が子供に授けるように無償で与えている環境も、本人がそのことを自覚せず、父への信頼感を持てないなら、全ては無意味になってしまうということです。少しでも自らの恵まれた境遇を自覚し、宇宙における自らの役割を理解しようとする姿勢が重要です。


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