ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落050 [2015-11-11]


050 Within the Cosmos there is no destruction but only newness by a ceaseless action; all substance changing and transmuting but never for an instant's time withholding. In an endless array of patterns and designs from formless into formed in unfolding the wondrous picture of eternity.
050 宇宙の中では破壊というものはなく、絶え間ない行動による新しさだけが存在します。全ての物質は変化し、変質しますが、一瞬として保留状態にあることはありません。永遠の目くるめく絵画を紐解く中で、終わりのないパターンと形なきものへの入念な計画があるのみです。



【解説】
よく「万物は流転する」と表現されて来ましたが、本項では私達も含めて個々の生きものの生死に関しても単に変化の過程にあると言うよりも、より積極的に次なる生に向けての生まれ変わりを示唆しており、常に新しい道程を歩む過程にあるとしています。
とかく私達は、自我を失うこと、死を迎えることについて、最後はあきらめに似た精神状態になるのかと思いますが、本項ではそれを新しい進化の過程に踏み出す一歩と捉えています。地球上の火山の活動その他の自然現象もこの地球が変化して行く中で大きな意味を持つものと思われます。
私達はもちろん、これらの変化の影響を受ける訳ですが、それも私達が進化し、新しい存在に生まれ変わる転機なのかも知れません。既に東日本大震災では多くの人が影響を受け、無くなった人々も多く出てしまったことも事実ですが、それを境に私達は多くのことを学んだことも確かですし、これらの経験を受け継ぐことで新しい日本人が形成されることも、同時に期待される所です。
次から次にやって来る出来事に対して、いつも新鮮な姿勢で取り組むことが、宇宙的指令の本質に沿ったことであり、重要な所です。


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