ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落049 [2015-11-10]


049 So it is with the Song of Creation - each atom of substance is used eternally, now making up a rose bush or a tree; now mingling within man, now in the beast; descending into form and then once more ascending to invisibiltiy; expressing through fire, water, earth and air, and ether finer than man can know; from the coarse pulsation that produces stone to a motion higher than the speed of light; from radiation down into vibration and back again the Primal Essence moves. From the formless into densest matter and back again into the higher state, each atom relative unto all others, cooperating and exchanging places.
049 ですから、物質の原子は創造の歌と一緒に用いられており、今はバラの茂みか木を作る為、また今は人体の中で混合され、あるいは今は獣の中に混じっています。形あるものに降下し、次には再び目に見えない存在に昇華します。炎を通じて、あるいは水、大地や空気そして人が知っている以上の精緻なエーテルを通じて表現されています。また、石を作り出している粗い振動から光の速さより高い運動に至るまであります。放射線から低下して振動に至るまで、そして再び原初の真髄は動きます。形なきものから最も密度の高いものまで、また逆に、より高次な状況にまで、各原子は他の全てとの関連において協力し合い、互いに場所を交換しています。



【解説】
丁度水面に広がる波紋のたとえがありましたが、伝え来る波によって水は大きく上下し、その受けた波動のエネルギーを精一杯表現します。
本文は更にそれを個々の原子が時々の指令に従って様々な運動を見せることを、植物や動物界にも展開して行く様を説いています。いわゆる元素の循環とも言えるもので、このことは既に私達も知識としては、十分に学んでいる筈です。
一つの形あるものに注目してしまうと、それらには始まりと終わりもある訳なのですが、分子・原子レベルで考えれば、それらの構成要素が一つの個体から別の個体、あるいは別の状態に移行したに過ぎないことが分かります。海の波と同じように、その波を形成している多くの水の分子はそこに留まっており、次々にやって来る波を表現しているに過ぎないのです。波を伝える要素は粘性との言える訳ですが、本文ではそれを互いに協力し合うと表現しているのです。


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