ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落048 [2015-11-09]


048 Substance is in the process of evolvement; consciousness, in the process of expression. Up and down the vast scale the force moves rapidly into expression, touching one particle of matter, then another - blending the two or more into a chord of harmony, just as the fingers of a man pluck music from the mute strings of his harp. To produce a perfect melody the strings must be set in motion many, many times, making new tonal combinations - now soft and low, now rising to crescendo; one time in rapturous swinging rhythm, then changing to a lingering minor key - all strings awaiting the touch that stirs them to life within the melody. Each string is vital to the total Song.
048 物質は進化の過程に、意識は表現の過程にあります。広大な規模に上下しながら、力は表現に向けて素早く動き、物質の粒子一つ一つに次々に触れながら、二つあるいはそれ以上の粒子を一つのハーモニーの和音に融合します。丁度、人の指がハープの沈黙した弦から音楽を弾き出すようにです。完全なメロディーを作りだす為には、弦は何度も何度も揺り動かされなければなりません。その結果、新しい音色の組み合わせを作り出します。柔らかで低いトーンから、今度は最高潮に上昇します。ある時は熱狂的な律動的なリズムで、次はなごりを惜しむ短調の調子に変化します。全ての弦はそれぞれをメロディーの中で命を掻き立てる演奏者のタッチを待っているのです。弦の一つ一つがその歌全体にとって無くてはならないものです。



【解説】
ある時は軽快、そして次の瞬間には重厚な旋律を奏でるハープのように生命の根源なる波動はある意味、非常に活発に物質(弦)に作用し、その意思を表現させようとしています。
この本文に記されているように、物質(弦)は通常は静かに奏者がある旋律の下、その弦をつま弾くまでじっと待っているのですが、そのつま弾かれた音は例え1音であっても全体の音楽には無くてはならない訳です。
同様に私達は、次にやってくる生命波動に従って、自分の役割を果たすことが重要で、弦自身が音を出そうとするようりは、奏者の指に任せて、その強さに従った表現をすれば良いのです。このようにハープの各弦が各々の役割を確実に果たすことによって美しい音楽が生まれるという訳です。また、一度ハープ自体が著名な演奏家の手によって美しい音声を出すことが出来れば、そのハープの価値は高まることは間違いありません。
演奏家の手を待つハープの弦のように、スタンバイして、何時インスピレーションが来ても対応できるよう、準備しておく必要もあるのです。


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