ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落045 [2015-11-04]


045 Out of the Primal Essence has come forth, charged with the Power of the Word, the manifested utterance of Cause. The planets, worlds, the moon, the stars and suns, the leafing trees, the song bird and the rain, the beasts, the crawling reptiles and the dew, each in its own tongue expresses the Word. But man has given unto each a Name and it is there that his attention lies. Manifestation has become his God and he has placed the Name above the Word, which nameless is and silent and unseen yet causes all the named things to be.
045 原初の本質から大いなる言葉のパワーを授けられて、因の現れとなる声が生み出されました。惑星、天体、月、星々そして諸太陽、葉を繁らす木々、さえずる鳥や雨、獣達、地を這う爬虫類、草露、それらの各々は各自の表現方法でその大いなる言葉を表現しています。しかし、人は各々の名前を付け、それに自分の関心を置いています。創造物が彼の神になってしまい、人は名前が無く、無音で、見えず、しかも名付けられた全てのものをもたらした大いなる言葉よりも、名前を大切に考えてしまいました。



【解説】
私達は各自の抱くイメージを伝える手段として名前をつけ、そのことにより、より広範囲に自分達の抱くイメージを伝えることには成功しました。しかし、一方ではその名前にこだわる為に、名前がそれら創造物の上位に据え置くことになっています。
更に、その創造をもたらした原動力である”大いなる言葉”について、皆目知覚出来ない状況となっているのです。本文では各創造物はそれぞれの言葉で、この大いなる言葉を表現しているとしています。つまりは枝先で鳴く鳥や、その下の茂みでささやく虫も、この因なる生命波動を自覚し、称えているという訳です。日々の散歩の途中でも出会えるこれらのさえずりに対し、私達はその意味合いに気付かなければなりません。
人間を除く他のあらゆる生きものは自らの生命の源泉に対する忠誠心と生かされていることへの賛歌において、私達の良き手本となっています。


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