044 Little by little man's awareness of that which he encounters expands, and clearer grows his vision till at last his conscious awareness beholds the transcendent Cause behind the Name.
044 自ら出会う中で少しずつ人の気付きは拡がり、次第に自らの視野を済ませ、その意識の気付きを成長させて遂には名前の奥の超越的因を見守るまでになります。
【解説】
「気付き」や「悟り」というものの意義について、本項は簡潔に記しています。この内容から分かるように、私達はとかくある悟りの一瞬を越えた以降は、全てが分かるようになるものと憧れているかも知れませんが、事実は、物事、少しずつ前進するということでしょう。
学習が効果を上げるにつれて、私達は自ら名付けた様々な物事に対し、その名称を超えて更なる深部にまで理解を深めることが出来るようになります。全ての物事の背景にはその存在を支える目に見えない働きがあり、それらの活動を見通せる知覚力を少しずつ身に付ける必要がある訳です。
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