ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落035 [2015-10-21]


035 And this creation, highest of them all, was known as Man, born out of That which has no ending; given dominion, consciousness and love and power over all the lesser things. But he descended into depths of sleep, became unconscious of the vaster kingdoms, forgetful of the Glory that exists and dreamed, instead, into existence, the changing image of mortality.
035 そしてこの全てのものの最高位の創造は人として知られ、終わりなきものの中から誕生したものとして知られました。それは全てのより下位のもの達への統治、意識と愛そして支配力を授けられました。しかし、人は眠りの奥深く身を落とし、広大な王国を自覚せず、存在し夢に描いた栄光を忘れてしまい、代わって移ろい行く死すべきイメージを存在させてしまいました。



【解説】
私のような年代になると、これまで歩んで来た人生を時々、振り返ることも多くなるものです。その中で幼年期の断片的記憶も時に懐かしく、既に亡くなっている肉親との思い出も甦るものです。しかし、一方ではこれら全ての記憶の主人公である自分は何一つ変わることなく、今日に続いていることにも気付くものです。外観は変貌しても、自分という存在に変わる訳ではないのです。
更に進んで、この私という身体内部の存在は、肉体が活動を停止しても、更に続くというのが本項の説くところです。既にイエスはじめ多くの先人が死後の復活について自ら証明する「奇跡」を見せていることは、皆様ご存知の通りです。また、前にも何処かで述べましたが、自然界の動物達は生きている間は皆精一杯生き抜こうとしますが、避けられない死を前にした時は実に潔いように思うのは私ばかりではないと思っております。
そこには肉体の死後、更にその生命活動の流れは何処かに引き継がれ継続するという揺るぎない信念があると考えています。それ故にかくも堂々と死を向かえるのです。しかし、一方で本項の表現のように長く惰眠の中で過ごした者は、迫り来る死に直面して初めて自らの学習内容の不備に気付くのではないでしょうか。私達も他惑星に転生出来るレベルに到達する為には、自ら精進を怠ることは出来ません。


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