ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落036 [2015-10-22]


036 Oh, Son of God and Son of Man, lift up all things within your sight; let your heart make known that which the sight doth not reveal and from the womb of Cosmic Cause which is the source of all creation awaken into the birth of a Magnificent Perception. Awaken into the realm of true Being. Let the strong fingers of your will draw you again into full consciousness. Rise from your earthly couch of slumber and perceive the beauty of your present Existence.
036 ああ、神の息子、人の息子よ、あなたの視界にある全てのものを高揚させなさい。あなたの心に視覚は真理を現さないこと、そして全ての創造の源である宇宙の因の子宮から壮大な知覚の誕生が覚醒されることを知らしめなさい。真実の存在の王土の中に目覚めることです。あなたの意志という強い指であなた自身を完全な意識の中に再び引っ張り入れることです。あなたの地球でのまどろみの長椅子から立ち上がって、あなたの現在の存在の美しさを知覚することです。



【解説】
こうして一日一日、本文を読み込み、著者が執筆に当たってイメージしていたものを理解しようと努めている中で、最近ようやくそのイメージが掴めるようになって来たように思われます。その内容は原子物理学にまで遡る人間の感受性・洞察力の育成でもあるようです。先日もノーベル賞で素粒子であるニュートリノの研究が評価された訳ですが、それら素粒子の活動も私達が推進している感受性の守備範囲であるように思われます。想念波というものがそのような素粒子の活動と近いか、そのものであるかも知れません。私達の洞察力とは、これら証明という過程を経らずとも、瞬時に理解するものでもあるのです。
本項では私達の肉体の既存の感覚が伝えきれない精妙な領域こそ重要であり、そこに私達の原点があると説いています。全てはそのことに帰着するということでしょう。私事になりますが、実家の宗派日蓮宗では何かと「妙」という言葉を大切にしているようです。戒名やお経の中にも度々その言葉が出てきますが、そもそもこれもこの宇宙創造の実世界が精妙なる性質を持つことを理解してのことかと考えています。身の回りの世界をよく観察する中で、その「妙なる」仕組みを学ぶことが重要だということです。


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