ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落034 [2015-10-20]


034 Out of Cosmic Cause are worlds and planets whirled into existence; out of such formless beauty has evolved form upon form until at last there came one form so perfect in its geometric pattern that it possessed the possibilities of understanding Cause. And so into this form was poured the Breath which speaks the rhythm of creation into being, and it was given power to perceive all existence; and it was also blessed with power to name that which before had been but nameless.
034 宇宙の因の中から、諸天体や諸惑星が渦を巻いて誕生しています。このような形の無い美しさの中から、次々に形が進化し、遂にあまりにその幾何学的パターンが完全である為、因を理解する可能性を持った一つの形あるものが出現しました。そしてこの形あるものの中に創造のリズムを語る大いなる息吹が注ぎ込まれました。そしてその形あるものは全ての存在を知覚する力を与えられたのです。そしてその形あるものはまた、それ以前には名前が無かったものに名付ける力を授かったのです。



【解説】
本項では創世記の記述を宇宙的視点からより具体的に説いています。惑星誕生後、数々の生命が生まれ、進化の過程を辿りました。その結果、最終的には人類という最も理想的な形を持つ存在が生まれたと本文で記されています。
このことは、地球の各地で太古から生命の進化の痕跡が見られ、化石も多く発見されている訳で、私達も十分、その歴史を学ぶことが出来ます。地球は万物創造から今日に至るまで、進化の歴史を体験しているということでしょう。
そして最終段階として人類が誕生したという訳です。「2001年宇宙の旅」ではそのきっかけを宇宙的知性の象徴として描かれた石版に触れた猿人から進化したことを示したことは皆様ご存知の通りです。実は私達にとって重要なことは、本文にあるように、この惑星における私達人類の位置づけをよくよく認識することです。あらゆるものを理解し、その創造の目的を認識出来るが故に、万物を名づけ、支配する権限が与えられたというところが大事なところです。いわば創造物の管理一切を委任された存在でもあるということです。それに相応しい自分であるか否か、改めて問う必要があるように思います。


第03章 段落033 [2015-10-19] <<  |  >> 第03章 段落035 [2015-10-21]