025 Look forth from these eternal heights, from the heart of your unified being; look down towards the plains of desire where your destiny finds its fulfillment. Look closely and firmly perceive that the break which you one time envisioned is nothing but mortal illusion; that there is but the unified whole.
025 これら永遠の台地から、そして一体化したあなた自身の中心から前を見なさい。あなたの運命がその成就を見い出す望みの平原を見下ろしなさい。よく見て、あなたが一時、心に描いた割れ目は人の思い違いであること、そして一体化した全体のみが存在することもしっかり気付きなさい。
【解説】
山の頂から眼下を見れば、これまで辿って来た道程やこれから歩む行程がどのようなものであるかが良く分かります。人生行路の中、自分がどのような歩みを辿って来たかは、この高い視点から眺めることが出来ます。
ここで著者が私達に示したいのは、人の死、即ち「割れ目(break)」が、実際には生命活動が途切れることではなく、それはあくまで心から見た現象であり、この永遠を見渡す台地から観る限り、人生は永続するのだということでしょう。
丁度、至仏山から尾瀬ヶ原を通る木道の行く末を眺めるように、私達の人生行路は遠い先まで続いているということでしょう。そうした中、自らが望む方向の先には、その望みの実現への出会いもあり、各々自ら望む通りの道を歩むことになります。そしてその中で重要なことは、それら全てが統一された宇宙の中で行われているということです。
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