ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落024 [2015-10-05]


024 Sit here at the center of all and look out on your flux of expression. As the moon to the vision of man passes through all the various phases yet remains still an orb complete without change or point of division, so you through your phases shall pass; mortal eyes shall see change and division yet you are a circle complete - you're endless, eternal, abiding.
024 全ての中心であるここに座って、あなたの絶え間ない表現の変化を見渡しなさい。人間の視覚にとって月は様々な位相を通じて変化しますが、それでも変化や如何なる区分けも無く、それは完全な球体のままです。あなたも様々な位相を経ることでしょう。死すべき肉体の目は変化や区分を見るでしょうが、それでもあなたは完全な円(まる)のままです。あなたは絶えることなく、永遠で不変です。



【解説】
先日(2015年8月)、Wayne Dyer(ウェイン・ダイヤー)氏が亡くなりました。氏は幼い頃、家庭の事情から決して幸せとは言えない生活を送っていましたが、やがていくつかの転機の中、成長され大学教授にまでなった方で、いわゆるアメリカのスピリチュアルの騎士として長らく活躍されて来ました。その彼も遂には病に倒れ、遺骨はハワイ・マウイ島の海に散骨されたとのことです。その氏の最期の言葉として、"couldn't wait for this next adventure to begin and had no fear of dying"(自分はこの次に始まろうと待っている冒険が待ち遠しい。死に恐れは無い)と述べていたとされています。
私達、形あるものは全て変化の過程にあり、月の満ち欠けに似ている訳ですが、それでも私達自身の本体は月がその球体のまま存続するように永続するということでしょう。肉体はやがては寿命が尽きるものですが、私達自身は永続する存在であることをよく認識して置くようにと本項は諭しているのです。


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