ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落023 [2015-10-02]


023 Time is the instrument used to measure the movement of Beings - the element action creates in its path from the formless to the formed. In Eternity always you are, but in time you're unstable, inconstant.
023 時間は存在物の運動を計るために用いられる道具であり、その基本的作用は形無きものから形あるものへの道筋の中で、創造的な働きをします。永遠の中ではあなたは常に居ますが、時間の中ではあなたは不安定で変わりやすいのです。



【解説】
著者は時間というものは、何かあるものの運動を測定する手段に過ぎないと説いています。即ち、時間への束縛を取り去れば、もっと基本的な姿が見えて来るということでしょう。そこにはあらゆるものの活動が形を持たない「無」や「空(くう)」という状態から、形あるものに移り変わって行く姿が見える筈だと説いているのです。
丁度、一見何もない空から雲が湧き、雨を降らせるのと同じく、全てのものが「形あるもの」、「創造物」へと転身する過程の中に生きて居る訳です。
確かに一度これら「形あるもの」になってからは、それらは一定程度の過程の下、やがては形を失って行く訳ですが、それも再び同様のサイクルの中に生き続けるのです。これを一つ一つの個体に目を囚われれば、変化の中にあるのですが、視野を広げ、自我の枠を超える視界を持てば、この生命活動は永続していることを理解出来るというものです。


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