ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第02章 段落018 [2015-09-25]


018 Because men do not understand the meaning of truth and are therefore intolerant, there has been a span of over a thousand years of scientific darkness that might have been used to bring the slowly evolving civilization to a higher standard of human expression.
018 人々は真理の意味を理解しない為に、そしてそれ故、不寛容である為に、何千年もの長きにわたり科学的に暗黒であった時代がありましたが、そうでなければ、その期間、この緩慢な進歩の文明に、より高度な水準の人間の表現をもたらしたかも知れないのです。



【解説】
著者は本項で当時、頑なな宗教観の支配の下、少しでも異なる思想の持ち主を異端者として糾弾し、拷問死や火刑にしたいわゆる中世暗黒時代を示唆しているものと思われます。
数年前、チェコを旅したことがありますが、一見美しい石造りの小都市の街の広場の一角に拷問を行った部屋があり、今日では見学場所となっていることに驚きました。ノストラダムスの時代、カトリックは民衆の生活の隅々を教義に則り支配していたという訳です。
幸い今日では自由解放の時代になり、人々が自由に物事を探究し、主張を公言出来る時代になり、産業も発展しましたが、一方では経済が人類を支配することになっているだけで、私達は未だ真理の意味を十分理解したとは言えません。
遠く仏陀誕生から2500年も経た中、当時とは異なる環境の下で生活している私達は、イエスも含め当時の賢者が自覚していた「真理」について、これまで得た知識を十二分に活用して再度自ら究明する必要があるのです。


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