ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第02章 段落009 [2015-09-08]


009 As long as man has been in existence I suppose he has sought for truth without recognizing it when he had it firmly in his grasp
009 人間が存在するようになってからというもの、人間は自分自身の手の中にしっかりそれを握っていたにも拘わらず、それに気付かず、真理を求め続けて来たように私は思います。



【解説】
私達が長年求め続けて来た「真理」は、実は元々自分の中にあったと本講座においては冒頭から結論が説かれています。これはとかく外に真理を求め歩き回ること、外部の者が説く教えを探し求めるのではなく、自分の中に息づく真理こそ本来私達が求め続けて来たものだということでしょう。丁度、仏陀の時代、様々な教師の元を多くの求道者が巡り歩いた時代を思い起こさせます。
言い換えれば、万物は皆、自身の中に宇宙と繋がるしっかりした法則を有しており、いつも創造主と繋がるチャンネルを保っているということでしょう。従って、他に求めるものは何一つ無い、不自由しない環境であるとも言えるように思います。
問題は、私達はこのような恵まれた環境に本来あることをどのように自覚するか、また、その環境を毎日どのように活用し、自らの役割を果たして行くかが重要となります。
放蕩息子の例のように、結局は元の自分の家の素晴らしさが身に沁みる訳で、人生経路の中では様々な本や人との出会いがある中ですが、最終的には私達は自らを教材、手本として研究する中で、日々真理を学んで行くことになるのではないでしょうか。


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