ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第02章 段落010 [2015-09-09]


010 Many generations ago when the Roman Empire was at the height of her glory and the weight of her dominance was felt by a host of people there arose in her midst a master mind who said to those oppressed, "You shall know the truth and the truth shall make you free." And the people eager for deliverance, cried out, "The truth! Give us the truth that we may be free!" They were told the meaning of truth but they could not comprehend and so we hear the echo of those words and of the billions like them quivering down the ages with an insistent appeal - "The truth! what is truth?"
010 何世代も前、ローマ帝国が栄光の絶頂にあって、その支配の重圧が多数の人々によって感じられていた時、その只中に抑圧された人々に「あなた方は真理を知り、そして真理はあなた方を自由にするでしょう」と言った一人のマスターの心の持ち主が現れました。そして抑圧からの救出を求める人々は、こう叫びました。「真理!私達が自由になれる真理をお与え下さい」と。彼らは真理の意味を教えられましたが、彼らは理解できず、私達は以来、何世代も揺れ動くひとつの一貫した訴え、「真理!真理とは何か?」という言葉のこだまや何十億という類似した声を聞いています。



【解説】
言うまでもなくローマ帝国支配下のユダヤにイエスが降り立った時代のことです。既にアダムスキー研究の関係者の間では知られていることですが、1952年11月20日に始まった宇宙からの来訪は遠大な支援プログラムの一環であり、それはイエスの時代或いはそれ以前にまで遡るものとされています。
多くの優れた魂の持ち主が地球を訪れ、「真理」を人々に授けて来たのです。しかし、私達地球人は文明の興隆と崩壊の連続であり、これら教師の教える深い内容について、理解出来ないままとなっていたのです。
本項はイエスが語ったとされる「私の言葉に留まるならば、あなたたちは本当に私の弟子である。あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする」(ヨハネ福音書8:32)を示唆しているものと思われます。ここでも著者アダムスキー氏が使途ヨハネの言葉を引いているところが、長年、使徒ヨハネと相似されていることとも繋がり、興味深いところです。


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