ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第01章 段落005 [2015-09-02]


005 Principle, or source of origin, and nature's laws remain forever the same for they are immutable. Man's concept of the law expands as he desires to know more and more of his purpose in relation to the Cosmos
005 原理、即ち起源の源と自然界の諸法則は永遠に同じであり続けます。何故なら、それらは不変であるからです。人のその法則に対する概念は、その人が自らの存在目的を大宇宙に関連して知ろうとすればするほど、拡がって行きます。



【解説】
起源とは私達が何処から生まれて来たかであり、自然界の諸法則とはその後、今日まで変わることなく万物を支配して来た諸活動の規範とも言えるものでしょう。この両者がこれまでも、またこれからも永久に変わることなく宇宙を貫いていると著者は洞察しています。
言い換えれば、このような私達が拠って立つ基礎的条件はこれまでも私達を支えて呉れていましたが、今後もそれは変わることなく続いて行くと説かれていることになります。永遠に続くものがこの2つということになりますが、これはイエスが「天地が滅びるとも私の言葉は滅びない」と説いたことと重なります。
しかし、一見したところ私達の個人の生涯には限界もあり、また人生の途上で命を失うことも有り得ます。自然災害にも出会う等、各自が立つ基礎は大変不安定にならざるを得ないことも確かです。しかし、そのような移ろい易い結果の世界だけに囚われていると本質的な見識を養えません。変化する環境の中で変わらない要素をしっかり見つめて行くことが大切で、そういう意味で私達が生まれた創造の起源と宇宙空間を支配する諸法則について学べと著者は説いている訳です。


第01章 段落004 [2015-09-01] <<  |  >> 第01章 段落006 [2015-09-03]