ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第01章 段落001 [2015-08-27]


1. DEFINITION
001 Philosophy has been defined as the love of wisdom. A systematic general conception of principle as applied to a philosophy of life. The knowledge of the cause of all phenomena both of mind and matter.
第1章 定義
001 哲学とは英知を愛することと定義されて来ました。それは人生観に適用される系統立った原理の一般的な概念です。また、それは心と物質の両面に関する全ての現象の因への知識でもあります。



【解説】
アダムスキー氏の哲学3部作の内、「テレパシー」に続いて執筆されたのがこの「宇宙哲学」とされています。3部作のいずれも正式な出版物ではなく、学習者の要望に応じて配布する形をとっていたものです。この内、「宇宙哲学」はクロス装丁の上質な仕上がりとなっており、「手に松明(たいまつ)」を掲げる図柄が描かれています。
この松明の意図は今となっては不明ですが、世の中の暗闇を照らす著者の意気込みが感じられます。
冒頭、著者はそもそも哲学とは何かを読者に問いかけています。遠くギリシャの時代から現代文明の起源はあるようですが、当初活躍したソクラテスその他の哲人の貢献はとにかくとして、それを受け継ぐ現代のギリシャは国の存続が危ぶまれる程の経済危機に陥っています。この間、私達が如何に無意味な議論を行って来たかを象徴するように思うのは私だけではないかも知れません。
しかし、哲学本来の役割は本項に記されているように、現象の奥に潜む因の作用にまで遡る広くて深い見識を学ぶことなのです。


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