ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 4章 段落386 [2015-08-24]


386 Impatience is a major cause of unbalance in our lives, and interferes when impressions are coming to us. Our zealous desires often inject our own sense ideas in place of waiting for the full thought; and we distort the true meaning of the impression. Logic tells us to be patient and observant. We should learn to obey logic from the Cosmic angle.
386 せっかちが私達の生活の中の不均衡をもたらす主要な原因ですし、それは印象類がやって来た時に介入します。私達の熱狂的な願望は、しばしば本来の完全な想念まで待つべき所に、私達自身の感覚のアイデアを注入してしまうのです。そして私達は印象の真の意味をゆがめてしまいます。道理は私達に忍耐強く、またよく観察するよう教えています。私達は宇宙的角度から道理に従うことを学ばなければなりません。



【解説】
想念・印象の感受に関してアダムスキー氏はよくジグゾーパズルの例を説かれています。本項についてもそのイメージを掴むことが出来れば、著者が伝えたい内容が分かります。
即ち、想念・印象は一度に全てが与えられるという訳ではないようです。心にとってはバラバラなイメージとして断片的なものが送られて来るという訳です。全体像はこれらの断片を本来の位置に配置することで明らかになるのですが、それが判明するまでは、ひたすら冷静に待つ他ありません。そこに心の忍耐が必要になる訳です。他方、これに対し、せっかちにこれまでの心の延長で結論を急ぐのは賢明ではありません。最初の内は、未熟な心が十分な機能が無く、時間もかかるように思われます。
しかし、心が落ち着いて、ジグゾーパズルのようにこれら断片的な印象イメージを繋ぎ合わせることが出来るようになれば、早晩印象本来の全体イメージを掴むことが出来る訳です。この点において私達は短気であってはいけないのです。高速で私達を通過する想念・印象はパルス状の信号として私達はその断片を把握する為、このような状況が生まれるものと思われますが、やがて心の能力が高まれば、このような高速度の信号を一度に多量に捕捉できるようになり、理解も早まることになるでしょう。


第3部 4章 段落385 [2015-08-21] <<  |  >> 第3部 4章 段落387 [2015-08-25]