ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落348 [2015-06-29]


348 Science, in its investigation of telepathy, has come to the conclusion that it is the result of a refinement of the sense organs, whereby they are able to pick up light or sound vibrations from a distance. But let us take a case in particular. A mental picture appeared to me of a conference between two individuals with whom I was acquainted. I saw the room in which the meeting was taking place very clearly, and the voices of both men were as distinct as if they were standing beside me. There seemed to be the greatest friendliness between them, and their transaction appeared to be of the most sincere and amiable character. But I became aware that a deception was being premeditated by one of the men.
348 科学はテレパシーを調査した結果、それが感覚器官を純化させ、遠方からの光や音を捕捉できるようになった結果であるとの結論に達しました。しかし、ある事例を特に取り上げましょう。私に私が知り合った二人の人物の間の協議の場面の映像が現れたのです。私にはその会合がもたれた部屋がとてもはっきり見えましたし、二人の男の声もあたかも二人が私のそばにいるように明確でした。彼らの間にはこの上ない友好的な雰囲気があり、彼らのやりとりは大変誠実で好意的な性質のものでした。しかし、私は彼らの内一人によってある策略が企てられていることに気付いたのです。



【解説】
本項で大変興味深いのは、著者アダムスキー氏が身の回りの人物に関して実に明確なビジョンを認知していたことです。実際には、本項に記載されている以上のことがあったものと思われます。たとえ遠隔地に居ても、遠く離れた場所で起こっていることを本文に記されているように明瞭に把握していたということでしょう。
即ちテレパシーとは現代科学による通常の目や耳の感覚機能が研ぎ澄まされるというだけのものではなく、あくまで印象による知覚であり、距離に関わり無く知覚出来る能力だという訳です。
私達の心の中で発する想念は実は距離に関わり無く関心を持つ者であれば誰にでも感知されるということでしょう。それ程、心の作用というものは大きな影響を及ぼすということでもあります。私達は常にこれら同期する印象に鋭敏であることが必要であり人生のヒントはいつでも与えられるということでしょう。私達が創造主に関心を持っていれば、創造主は私達に時々に適切な指導の言葉を授けてくれるからです。


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